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学内助教
中井 智暉
Tomoki Nakai
2017年入局
2015年に和歌山県立医科大学を卒業し、当院での初期臨床研修を経て、外科学第2講座に入局しました。学生時代から消化器科に興味がありましたが、消化器外科に入局を決めた理由としては、ひとつは実際に自分の手で患者さんを治すというやりがいでした。もうひとつの理由は当院の消化器外科では、手術はもちろん、内視鏡や化学療法等の幅広い経験ができるということでした。
入局後は大学内にて上部・下部・肝胆膵チームを順次ローテーションしていき、それぞれのチームにおいて指導医の先生を含め、多くの先輩方にご指導いただきながら、各臓器における集学的な治療を勉強することができました。手術日以外でも内視鏡検査を実際に行ったり、その他様々な検査や処置を行ったりと、色々な技術を身に着けることができました。その後2年間は地域の基幹病院にてより一層の経験を積ませて頂き、大学に再度戻ってきてからは、臨床だけではなく、基礎研究をする機会も与えて頂きました。
当院の消化器外科では手術の修練はもちろん、内視鏡を含めた様々な検査・処置、化学療法・放射線療法も含めた集学的な治療に関する習熟や基礎研究への従事など、自分を成長させる機会がたくさんあります。すこしでも興味のある研修医、学生の方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。
助教
竹内 昭博
Akihiro Takeuchi
2011年入局
2009年に宮崎大学を卒業し、自由なローテートが可能であった地元である和歌山県立医科大学で初期研修を行いました。当初、決まった専攻科を目指していたわけではありませんでしたが、消化器外科を研修したとき、救急科や一般内科で研修したときに消化器外科の先生の頼もしさと重要性を感じ、消化器外科医を志し入局を決めました。その後大学院での研究や地域病院での外科研修を経験させていただき、現在は和歌山県立医科大学で日々、診療に当たっております。
外科学第二講座は、消化器疾患全般から小児外科疾患まで、同じ科で幅広い領域を経験することができます。それぞれのチームが密に連携を取り合い切磋琢磨しており、多様な外科知識を吸収するとともに、その中で自分の勉強していきたい分野を選んでいくことが可能です。先輩方も多く、みんな仲間同士で常に協力して助け合える環境が、ここ「第2外科」にはあります。働き方もそれぞれで、同期の中には一般病院で緊急手術を含む多くの外科手術も経験しているもの、仕事と子育てを立派に両立しているものも在籍しています。臨床だけではなく、研究や教育に力を入れていくことも可能です。ワークライフバランスが重要視される昨今だからこそ、みんなで充実した外科医生活を目指していこうという空気に満ちています。
今は2人に1人が癌にかかってしまう時代です。それだけに消化器外科医の担う役割は重要であり、同時にとてもやりがいのある立場だと思います。もし、ご興味ある方がおられましたら、いつでもご連絡ください。ぜひ一緒に勉強していきましょう。
学内助教
本林 秀規
Hideki Motobayashi
2016年入局
2016年に自治医科大学を卒業し、和歌山県立医科大学での初期臨床研修を経て、外科学第2講座に入局しました。学生の頃から消化器外科医への漠然とした憧れがありましたが、自治医科大学出身のため卒後は総合内科診療を中心とした僻地診療に携わる義務年限があり、外科医としての卒後の外科研修、キャリア形成など、外科への入局を不安に感じていました。
しかし、当教室の特色として、自治医科大学のような義務年限を経験された卒業生も多数在籍しています。そのため、義務年限中の外科医としての修練や研究・学会活動での多くのサポートを受けることができ、僻地診療に従事している期間であっても十分自己研鑽の機会を得ることができました。私の経験ですが、義務年限の前半は、国保すさみ病院の内科医として診療しつつも、研修日を利用して地域の基幹病院である南和歌山医療センターでの外科修練を積ませていただき、義務年限の後半では、和歌山県紀南地域の古座川町七川診療所で僻地診療を行う傍ら、Webでの基礎研究のミーティングや論文執筆の指導など、一貫した学術的な指導・サポートを受けることができました。
消化器外科医は、一見ハードで体力勝負な診療科のイメージがあるかもしれませんが、当科は診療面においても教育熱心で常にサポートしてくれる先輩方、団結力のある同僚に恵まれています。何より自身としても知識・技術が日々向上し成長を強く実感できますし、文字通りやりがいの大きな仕事です。
少しでも外科に興味のある方は是非当教室にお越しください。外科診療を通して共に成長できる仲間があなたをお待ちしています。