教育

研修日誌

永野 翔太郎

永野 翔太郎

Shotaro Nagano

私は和歌山県立医科大学を卒業後、和歌山県立医科大学附属病院で初期研修を行いました。学生の時の臨床実習の際に手術をしている第2外科の先生方がかっこよく見えたという漠然とした理由で消化器外科に興味を持っており、初期研修で1年目のはじめの3ヶ月間に外科学第2講座をローテートさせていただきました。ローテート中は手術に関しては結紮や閉創時の縫合、開腹など様々な手技を経験させていただき、学生の時より一層手術に興味を持ちました。外科学第2講座では内視鏡検査も行っており、3ヶ月間で上部消化管内視鏡検査を挿入からできるようになりました。その他、術後管理において輸液、栄養、抗菌薬など初期研修中に必要な知識を幅広く学ぶことができました。初期研修中で外科学第2講座をローテートした3ヶ月間が一番充実しており、手術、内視鏡などをもっと学びたいと思い、外科学第2講座への入局を決意しました。
卒後3年目は和歌山県立医科大学で1年間、上部消化管チーム、下部消化管チーム、肝胆膵チーム、救急部でそれぞれ3ヶ月ずつ勉強させていただきました。各チームで悪性腫瘍の主治医を持ち、手術手順だけでなくエビデンスに基づいた化学療法や治療方針などを学ばせていただきました。執刀に関しては、腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下ヘルニア修復術などの良性疾患をメインに執刀する機会を与えていただき、毎日の手術の練習、勉強も楽しくできました。

卒後4年目の現在は南和歌山医療センターで勤務していますが、手術に関しては執刀数が増え、外来、内視鏡検査では今までとは違い、一人で行い、判断しなければいけないことが多くなり、日々勉強で充実した日々を送っております。
最後に第2外科での初期研修から後期研修1,2年を振り返って、本当に充実した研修生活を送っていると感じます。外科のイメージはきつい、汚い、厳しいの3Kと言われていますが、手術中は実際に手を動かすとあっという間に時間が経っており、また術後に患者さんが元気になって帰っていく時は本当にやりがいを感じます。初期研修を考えている先生方は一度先入観を持たずに第2外科をローテートしてみてください。意外と面白い、楽しいと思ってもらえるかもしれません。

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松本 恭平

松本 恭平

Kyohei Matsumoto

私は和歌山県立医科大学医学部医学科を卒業し、卒後は和歌山県立医科大学附属病院にて初期研修を開始しました。初期臨床研修中は消化器癌における手術治療だけでなく、消化器癌に対する集学的治療に興味を持ち、和歌山県立医科大学附属病院第2外科に入局しました。
入局後は1年間大学病院にて勤務し、外科医としての一般外科を学びつつ、化学療法や緩和医療等、消化器癌治療に対して様々な角度から携わりました。次年度からは済生会有田病院の外科にて勤務し、地域医療に貢献しつつ、外科技術だけでなく良悪性疾患の治療等を通して、一般外科の修練を積んでいます。
第二外科の先生方は皆、指導熱心であり、大学病院や市中病院に関係なく、指導環境が整っていると日々実感しています。外科に進む人だけでなく、それ以外の診療科に進む方も是非一度第二外科での研修をしてみてはいかがでしょうか。

中村 健介

中村 健介

Kensuke Nakamura

私は和歌山県立医科大学医学部出身で、大学6年の選択ポリクリの際に外科学第2講座をローテートしたのが最初でした。3週間の内、1週間は関連病院での実習で、積極的に手術に参加させていただき、外科の楽しさに気付き、そのまま国試を終え研修医となりました。
初期研修ももちろん外科学第2講座からローテートさせていただき、3ヶ月間大腸チームとして勉強をさせていただきました。初期研修は内科からローテートする方がいいのかなと当初は思っておりましたが、手術だけでなく、術後管理を通した輸液療法や栄養アセスメント、その他カンファレンスでの発表の仕方から外来での初診患者の対応など、研修医が学ぶべき基本事項をたくさん学ぶことができました。またこれは外科学第2講座ならではかもしれませんが、内視鏡の件数も多く、手術がない日も退屈でやることがないなんてことも少ないので、充実した研修を送ることができました。
初期研修の2年間では、最初の大学3ヶ月に加え、関連病院での研修も2ヶ月させていただき、そのまま外科学第2講座に入局させていただきました。後期研修では、上部チーム、下部チーム、肝胆膵チーム、救急部をそれぞれ3ヶ月ずつ学ばせていただき、現在関連病院の大阪南医療センターで、週4日が手術日という楽しく充実した生活を送っています。

初期研修を考えている先生へ

少しでも外科に興味があるという先生は、是非外科学第2講座を最初のうちにローテートすることをおすすめします。ハイレベルな手術はもちろんのこと、内視鏡の手技や基本的な病棟対応の勉強を学ぶことができます。学会発表やドライラボでの縫合結紮練習など、研修期間が終わってからも面倒を見てくださいます(実際、私も初期研修2年間の間ずっと論文作成をご指導いただきました)。
優しく熱心な先生ばかりですので、気軽に外科学第2講座をローテートしてみてください!

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