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治療方針-大腸癌・直腸癌

1. 結腸癌・直腸Rs癌

粘膜内癌(Ⅰp、Ⅰs、LST):内視鏡的粘膜切除
切除困難例、残存病変(追加切除困難)、SM浸潤度1,000μm以上、脈管侵襲陽性、低分化腺癌、印環細胞癌、粘液癌、浸潤先進部の蔟出(budding)Grade2/3が判明した場合は腹腔鏡下切除・D2郭清以上

SM癌:腹腔鏡補助下D2郭清以上

MP癌・SS癌以上:腹腔鏡下切除・D3郭清

2. 直腸癌Ra(肛門側切離端3cm)、Rb領域(肛門側切離端2cm)

粘膜内癌(Ⅰp、Ⅰs、LST):内視鏡的粘膜切除
切除困難例、残存病変(追加切除困難)、M浸潤度1,000μm以上、脈管侵襲陽性、低分化腺癌、印環細胞癌、粘液癌、浸潤先進部の蔟出(budding)Grade2/3が判明した場合は腹腔鏡補助下D2郭清以上

SM癌:腹腔鏡補助下D2郭清以上

リンパ節描出例:D3郭清

MP癌~:腹腔鏡下D3郭清(+側方郭清:下縁がRb以下)

【超低位前方切除適応】

A以上=直腸癌肛門側断端:TMEの肛門側断端は切除標本で腫瘍より2cmとなるように切除可能と考えられる病変 MPまで=内括約筋切除術の可能性の考慮

【内肛門括約筋切除適応】

歯状線までの癌でMPまでのもの

【回腸瘻造設の適応】

超低位前方切除術、内括約筋切除術、術前化学放射線施行症例、縫合不全High Risk Group(狭窄例、残便例、切除したリングの不良例)

【骨盤内臓全摘術】

泌尿器科臓器(膀胱,前立腺)に浸潤した直腸癌は考慮

注1:深達度診断は下部消化管造影および内視鏡による診断基準を参照する。早期癌の深達度診断は拡大pit診断を行う。

3.化学療法(adjuvant)

Stage 0,Ⅰ StageⅡ   化学療法なし

StageⅡ再発高リスク群(CEA高値、狭窄イレウス、穿孔、低分化、脈管侵襲陽性、リンパ節検索12個未満)、StageⅢA、  5-FU系内服薬  6ヵ月

StageⅢB   Xelox  6ヵ月(8クール)

4.化学療法(再発治療)大腸癌治療ガイドラインに準じる

5.放射線療法

肛門扁平上皮癌
直腸Ra,b進行癌:術前化学放射線療法

6.術後経過観察(ガイドラインに準じる)

血液検査:最初の1年:3ヵ月毎、以後6ヵ月毎
腹部CT:6ヵ月毎
胸部CT:1年毎
大腸内視鏡:術後1年目、以後は所見がなければ4年目
(口側非観察例は術後早期に)